動物の本能

きのふの夕餉、西班牙牛もつ

うひゃひゃ、これゃ旨い！
と喜び勇んで喰ってたら突然、歯にがちんと何かが当たる。
思わず吐き出しちゃいました。なんで骨が入ってんだ？
いや？骨ならいかに硬くても、こんないやな感じをもったことはありません。
骨なのか？

いや、骨ではありません。陶器のかけらのようです。1片が2-3センチの三角形、厚さが5ミリほど。
口の中を切らなくてよかった。あるいは呑み込まなくてよかった。
さすがに動物の本能は、骨と陶片を瞬時に識別して吐き出したのですね。

給仕に苦情を述べると、即座に店長がお詫びに出てきました。
他にも破片が入ってるかも知れないので、もつの椀は引き上げ、鍋ごと調べるそうです。この註文はなかったことに。
えーん。美味しかったのにぃ。

その後お詫びとして、オムレツがひと皿供されました。
勘定のときには名刺を下さって、万一あとで体調に変化など生じたらご連絡をとのこと。
さらに、少々ですが御食事券をお納め下さい、って。勘定の半額に近い金額でした。

ではまた西班牙牛もつ喰ひに来なきゃね。
ほかに羊チーズとか鰻稚魚大蒜炒めとかもあるでよ。サングリアもデザートも美味し。