危機迫る?
けふの日経夕刊21面にkog氏に関連深い記事がありますよ、というのは上司の教示 *1ではなくて。某氏からのメールでした。
NIKKEI NET '08/4/28
秋田県十和田湖で鳥インフル、白鳥から検出
環境省は28日、秋田県・十和田湖の白鳥から鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを明らかにした。同県は被害を詳しく把握するため、調査に乗り出した。(略)
その結果、「H5亜型」のウイルスを検出した。病原性の強いH5N1型かどうかをさらに詳しく調べる。(13:32)
ふむ、報道文ではなくて、発表資料にあたろう。
環境省には該当見当たらず。秋田県は?
死亡した白鳥からのインフルエンザウイルス(H5亜型)の検出について
平成20年4月28日 秋田県農畜産振興課・自然保護課
4月21日、十和田湖畔で発見された白鳥の死体及び衰弱した白鳥について、検出したウイルスの検査を実施したところ、H5亜型のA型インフルエンザウイルスであることが特定された。
自然界では、水鳥等が低病原性の鳥インフルエンザウイルスを保有していることは、すでに知られており、ニワトリへの病原性当のウイルスの性状について現在調査中である。(略)
うーむ、なんだかよくわからないなあ。他紙は?
asahi.com
十和田湖の白鳥3羽、鳥インフルの疑い 2008年04月28日21時45分
農林水産省と秋田県は28日、同県小坂町の十和田湖畔で見つかった白鳥の死体から、A型の鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出されたと発表した。発見場所から半径10キロ以内に養鶏場はないが、同省は、周辺の秋田、青森、岩手の3県に指導を強めるよう要請した。
(略)
この冬以降に渡り鳥への同型ウイルスの感染が確認されたのは初めてだが、同省は「水鳥は低病原性のウイルスを元々保有しており、食用のニワトリへ感染しなければ影響はない」としている。
こんどは農水省ですか。しかし発表資料は見当たらず。さらに他紙報道。
毎日jp '08/4/28
鳥インフル:十和田湖でハクチョウ3羽死ぬ H5亜型検出
秋田県小坂町の十和田湖畔でハクチョウ3羽の死骸(しがい)が見つかり、28日までに「H5亜」型の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことが分かった。強毒性のH5N1型であれば、国内の野鳥では04年の京都と大阪で見つかったカラス、07年の熊本県のクマタカ1羽以来となる。(略)
半径10キロ以内に養鶏場などはない。県は感染拡大防止のため、県内の養鶏場などに、野鳥侵入防止策の徹底を改めて求める。
環境省十和田自然保護官事務所によると、十和田湖には11月から4月にかけて青森県側も含め約300羽のオオハクチョウがシベリアから飛来して越冬する。【馬場直子】
どうも、ただちに危機が顕在化するという緊迫感には欠けるような感じです。
過日、厚労省に電話して訊いたところでは、ナマ鶏を喰っても、それがインフルエンザ流行の危険を増すことにはならない、といった感触だったし。
*1:7日付。