ぺんぎんぎょうざ
きのふの夕餉 <辺銀食堂>石垣島餃子定食
中央はナマ麩ではありません。石垣島餃子というものです。皮に素材を練りこんで5色。
奥から左回りに、標準皮・赤ピーマン皮・ほうれん草皮・イカ墨皮・ウコン皮。具材に島ラッキョウ・島ニンジン・ウイキョウなど。
これまで経験したことのあるいかなる餃子とも異なるものです。はたしてこれが餃子の範疇に属するものであるのかとさえ思えます。
周縁は奥から左回りに、もちきびごはん・アーサー汁・餃子のたれ・ジャージャン・石ラー・杏仁豆腐・中国茶。
ごはんには辛味噌または辣油をかけます。辣油は唐辛子の殻の香ばしさをみごとに生かしたもので、黍の甘みと対照をなして美味し。
和食でも中華でもない独特の素材と風味はこれが琉球文化の体現であるのかという気分に浸らせてくれるに十分すぎるものでありました。